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ファンフィクサイトのmemo。多分煩悩だらけ。
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「大丈夫か?坊や」

目を開けて最初に見えたその顔が呟いた。
手に、指先に、爪に残る生々しい感触。ハッとして枕に乗った頭を動かすと窓辺の鳥籠の中の白い姿が見えた。こっちを見つめて片方の羽を動かしている様子はまるで彼に向かって何か合図を送っているようだ。安堵とともに吐息が漏れた。

「まあなぁ、俺は何となくお前にはロギア系の実が当たることを願ってたんだがな」

つまり、彼に意識を失わせるほど胸中を猛らせちょっと見るだけで顔を顰めたくなるほど部屋の中を荒らさせた悪魔の実は自然系ではなく、動物系だったということか。恐らくは肉食系、爪を持った残忍な・・・・

「ネコネコ、だ。お前の実」

背の高い姿は、よっこらしょと自分に掛け声をかけながら屈んでいた身体を伸ばし、背筋を伸ばした。

「つまり、CP9次期リーダー候補はいよいよ強くて危険な人間になったわけだ。似合うんだか勿体無いんだか、俺には今はまだ何とも言えんが」

「・・・・あんたが止めたのか、俺を」

瞳に力を込めて睨むと相手はくくっと気の抜けた笑い声を発した。

「どうやら猫は寒いのは苦手らしい。子猫なら尚更な」

短い唸り声とともに背を向けようとした彼を大きな手が引き止めた。

「待て、ロブ・ルッチ」

「・・・・何だ、青キジ」

ルッチと青キジは真っ直ぐに視線を合わせた。

「1週間だ。それだけお前を預かった。わかるな?」

「・・・そんなには必要ない。3日で何とかする」

「根拠の無い自信だな。まあ、お手並み拝見といかせてもらうよ」

ルッチの方からは絶対に先に視線を外さないだろう。予想した青キジは薄く笑いながらドアの方を向き、挨拶代わりに手を振った。

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